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超望遠レンズやカメラを迷っている方へ 〜購入品も紹介〜

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こんにちは!夫の夏檸檬です!
以前、記事にもしたのですが、私は写真を趣味にしていて、Canonのカメラを主に使っています(EOSR6,90D

必然的にCanonのカメラに適合するレンズしか使えないのですが、今回は他メーカーも含め検討したので、その情報をまとめつつ、何を買ったのかも書いていきたいと思います!
同じように超望遠レンズやカメラ等の機材を買おうと思っているけど、悩んでいるという方の参考になれば嬉しいです!

超望遠レンズを買う理由

私が撮るジャンルは風景・ストリートスナップ・星・夜景・花・日常・ポートレート(妻)と様々です。これらのジャンルを撮るために広角~望遠レンズを揃えていたのですが、この度、撮りたいものが増えてしまいました…!

これらの被写体を撮るためには必要なレンズがあります。

超望遠レンズとは焦点距離300mm以上のレンズのことを言います。(参考:(株)ニコンHP)
私はこの焦点距離のレンズは持っていなかったので、新たに買うことにしました。
また折角なので、メインで使っているCanonで使えるレンズの他にも、その他のメーカーのものも検討することにしました。

私の現在のスタンス

今回、私は動物や野鳥を撮りたいと思ったものの、それらの撮影ジャンルに特化し、めちゃくちゃハマるかまだわからないと思っています。超望遠レンズは、他にも飛行機・スポーツ・電車等もカバーできる領域です。まずは超望遠レンズを実際に使ってみてはまったジャンルがあればそこに特化させていきたいと考えました。

超望遠レンズの候補

これらのスタンスを基にまずはレンズ選びの条件を決めていきました。

  1. 被写体を決め切れていないため、汎用性の高いズームレンズであること
  2. 500mm以上の焦点距離までをカバーできること
  3. AFの速度面も考慮し、メーカー純正であること

超望遠レンズには、単焦点とズームレンズの2種類あるのですが、今回は焦点距離を変更できる点で汎用性が高いので、ズームレンズを選択することにしました。また、できれば飛んでいる野鳥も撮りたいと思っているのでAFの速さは必須と考え、メーカー純正品にすることにしました。

色々と調べた結果以下のレンズを候補にしました。

  1. Sony FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
  2. Nikon NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
  3. Canon RF 100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
  4. Canon RF 200-800mm F6.3-9 IS USM

オリンパスのOMシステム等も考えたのですが、コンパクトで軽量な面はいいなと思いつつ、どうしても高感度耐性(暗い所でも綺麗にノイズなく撮影できる能力)やダイナミックレンジ(写真として再現できる明るさの範囲)等についての不安がどうしても拭えず今回は見送りました。

オリンパスのOMシステムはマイクロフォーサーズ規格のセンサーを採用している一方、Canon・Nikon・Sony等はフルサイズ・APS-Cというサイズのセンサーを採用しています。

センサーの大きさとしては、マイクロフォーサーズ<APS-C<フルサイズです。

そのため、マイクロフォーサーズは小型・軽量で持ち運びのしやすい・値段が安い事等が利点である一方、ボケにくい・写真にノイズが乗りやすい(高感度耐性が低い)・ダイナミックレンジが狭い等という欠点もあります。

参考:CameRife様

候補のレンズの特長

Sony FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS

ミラーレスカメラの純正の超望遠ズームレンズとして2019年に発売され、現在でも候補に挙がってくるであろうレンズ。回転角も狭く、インナーズームで描写能力にも定評があり、手振れ補正もついています。重量約2.1kg

SONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS

Nikon NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR

2023年にNikonから発売された超望遠ズームレンズ。流石の描写能力手振れ補正も強力でインナーズームで回転角も狭い。あと、レンズの値段としても上記のSonyのレンズより安いため、コスパもとても良い重量約2.0kg

NIKON NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR

Canon RF 100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

他のレンズに比べて、軽量コンパクトで色々な状況に卒なく対応できる。焦点距離が500mm迄しかないのと、F値の暗さ、繰り出し型のレンズである点はネック。しかし、100mmから使えるため、フルサイズで使用すれば、飛行機・運動会・スポーツ等に使用することができ、一方、APS-Cのカメラで使用すれば、フルサイズ換算では160-800mmの焦点距離となり、野鳥や動物も狙っていける。汎用性がとても高いレンズだと思う。重量1.4kg

Canon RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

Canon RF 200-800mm F6.3-9 IS USM

少し前に発売したレンズ。超望遠ズームレンズとして、800mmまでカバーしている点やこの領域のレンズとしては軽量コンパクト。ただ、F値が低く、繰り出し型のレンズなのは気にかかる。重量2.1kg

Canon RF200-800mm F6.3-9 IS USM

メーカーをどうするか

そんな中でまず私は、カメラ本体の堅牢性や丈夫さに定評があり、さらにカメラメーカーとして長年しのぎを削り、色味の面でも好みなCanonとNikonを候補として考えました。今回は特に自然の中で使うことを前提としているため、堅牢性や丈夫さは重要視しました。

CanonとNikonの違いとしては、色々は話を聞いたり、調べたり、実際に自分で使う中以下のようだと思います。

何かに特化しているわけではなく、かといって何か弱点があるわけでもない。カメラ・レンズを合わせた際の総合点が高く全ての状況をそつなくこなすことができると思います。

勿論、ものにもよりますが焦点が合っている面はとても解像する一方、ボケはうるさくなく綺麗な印象です。この描写にはやはり惹かれてしまいます。レンズを使いこなし、癖を理解したうえで、適切な状況を選択し、作り出す事で特別な一枚を生み出せるというイメージです。また、レンズの性能に対して値段が安くコスパもよいと思います。

また、色々な方や店員の方とお話をする中で私はCanonとNikonでは写真の描写に対する考え方の違いを感じました。Canonは写真全体として破綻せず、綺麗であることを求めている。一方、Nikonは描写の繊細さやボケの美しさ等の描写能力を第一に考えている。私は、どちらの考え方も理解できますし、そういう違いがあるのが面白いなと思います。

あとこれは体感にはなるのですが、NikonよりCanonの方がセンサーにゴミが付きづらく、ついたとしても、ブロワー等で吹き飛ばしやすい気がします。価格や使い方が違うので単純比較ができませんが、Nikon(Zfc)を使っている妻に比べ、私の使っているEOSシリーズ(R6,R7)の方がセンサーにゴミが付くことが少なく、ついたとしても簡単にブロワーで吹き飛ばすことができる気がします。

カメラはどうするか

今回、スペックやレビューを見る中でボディはNikonの場合はZ8、Canonの場合は今所有しているEOS R6と新たに購入を考えているR7の2つを考えました。

現在のカメラボディのラインナップを見てみると、センサーがフルサイズのEOS R3・R5・R6Mark2・R6やAPS-CのEOS R7等と野鳥・動物等に使えそうなラインナップが揃っています。レンズのラインナップのうち、特に中堅層の超望遠は少し物足りないようにも感じますが。。。

一方、Nikonはセンサーがフルサイズで高画素機のZ9・Z8の二機種がメインでAPS-Cで野鳥撮影に使いやすいカメラ本体が少ないように感じました。ただZ9・Z8に搭載されているReal-Live Viewfinderやメカシャッターレス機構についてはとても魅力的です。

ただ、Nikon Z9(フラグシップ機)は実際に触ってみると、大きく重いと感じたため保留し、Canon EOSR5は真偽のほど定かではないですが、動体撮影の際にファインダーのEVFが遅れる事があると聞いたため、保留しました。また、高画素機は、写真のデータの取り回しの観点でも一枚一枚の容量がどうしても重くなってしまう点が懸念点です。

センサーサイズとレンズの適合性

調べる中で野鳥撮影においての一つのボーダーラインの焦点距離が800mmと感じたため、各ボディとレンズの組み合わせで色々な方法でフルサイズ換算800mmに合わせたときの画素数やF値を比べました。(各レンズの各焦点距離とF値の関係の参考はRFレンズ,Z180-600

カメラ本体がAPS-Cの場合はレンズの画角の一部を切り取っているという事ですので、フルサイズ換算の焦点距離としては伸びます。また、他にも焦点距離を伸ばす方法としてテレコンバーター(エクステンダー)を用いる方法もありますが、この場合は×1.4の場合は1段、×2の場合は2段分、F値が暗くなります。

それを踏まえてこの結果を比べてみると、最も800mmの時に高画素に映るのは実はR7です。意外ですかね。高精細に映るということは、それに見合うだけの解像力を持つレンズが必要なうえに、高感度耐性も低くなっていくという事です。一方でちゃんと光量があり、レンズの画質も担保することができれば、羽毛や毛並み等を精細に解像する写真を撮れるという事です。

一方で同様に焦点距離600mmの場合を見てみましょう。以下の通りです。

焦点距離が600mmの場合はテレコンやクロップ等をする必要がないですので、最も高精細に映るのはZ8です。次にR7ですね。

もう一点、回折の事も考える必要があります。画素数との兼ね合いからR7ではF7.1程度Z8ではF9程度までの領域でしか良好な画質を得ることができないようです。(詳しくはこちらこちら)ということは、たとえば、R7やZ8を使う際はこのF値を上限として、撮影を行う必要がありそうです。

以上の事から導入しようとしているカメラと上限F値が適合している、R6orR7&RF100-500(Canon)もしくはZ8&Z180-600mm(Nikon)の二択に絞りました。

私が選んだカメラ・レンズとその理由

私がこの度購入したカメラ・レンズはこちらです!

理由としては以下の通りです。

  • 汎用性・取り回しのしやすさ
  • 価格
  • 軽さ・コンパクトさ
  • 画質

私の場合、最初に述べた通り、野鳥や動物だけでなく、他の用途への使用する可能性があります。そのため、汎用性の高さや取り回しのしやすさは重要視しました。今回は、aps-cセンサーのR7の導入も併せて行うため、最小焦点距離100mm(フルサイズ)、最大焦点距離800mm(aps-c)で使うことができる、RF100-500mmが汎用性が高いと考えました。また、他のレンズに比べコンパクトで軽量である点も魅力に感じました。

価格面でもCanonの方が優位です。

導入時にかかるコストについて

Z8&Z180-600:70万~75万円程度

R7&RF100-500:50万~55万円程度

勿論、とても高額ではありますし、センサーサイズが違う2つを比べているので、比較対象がおかしいかもしれません。しかし、最初の一歩としては、価格の安さは重要です。

また、レビューサイトを見てみるとRF100-500はF値によってあまり画質が変化しないようです。(こちら)そのため、使ってみないとわからないですが、F値が高い点もある程度許容できそうです。ただ、F値の高さとaps-cセンサーで運用するため、暗所耐性等の画質の面では、不安が残ります。しかし、私は既にノイズ処理に定評のあるDxO社の「PhotoLab6を導入しており、あわせて使用することである程度は許容できるのではと思っています。

一方、光が十分にある状態ではR7は鮮明な写真が撮れるのではないかと期待しています。フルサイズ画質というのもありますが、これはフルサイズのセンサーは画素一つ一つの面積が大きいため、光を多く取り込めることがによるもののようです。そのため、暗い所等の条件が厳しい場合では、フルサイズの方がaps-cより画質が高くなると思います、

一方、光が十分にある場合はどうでしょうか。aps-cサイズのR7は、画素一つ一つが小さく高画素な写真を撮影できるため、画質は担保できるうえ解像力の面で有利に働くと思います。また、RF100-500もLレンズというプロ品質の高級ラインのレンズですので、このR7のセンサーの解像度に耐えうるだけのポテンシャルを持っているようです。

以上の事から、R6orR7&RF100-500mmという組み合わせによる運用を選択しました。

最後に

野鳥や動物だけをターゲットにフルサイズのカメラの使用を前提として、写真を撮るならNikonのZ8&Z180-600が最有力候補だと私は思います。重い事や大きい事等はありますが、やはり回転角が小さい、インナーズーム、600mmまでの焦点距離等は魅力的です。また、Nikonは望遠単焦点も数多く取り揃え、ミドル層~プロユースのものとラインナップも多いため、今後ステップアップするという意味でも優位です。

ですが、今回は、汎用性・取り回しのしやすさ・軽さ・コンパクトさ・価格・画質面を重視して、CanonRF100-500&R6・R7を選択しました。今後野鳥や動物にハマった場合はNikonのカメラやレンズの購入を再度考えます。

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